シネマと宝塚と音楽と

宝塚・音楽・映画・時々ジャニーズ

ポーの一族(2018 花組)が素晴らしすぎた

2回観てきました。いやー素晴らしかった。泣きすぎて、頭痛いです。 しかも本日は、紅ゆずるさん綺咲愛里さんはじめ、星組ジェンヌさんが数人観劇にいらしててラッキー(オフな紅子さん、かっこよかったわぁ)。 「ポーの一族」のエピソード時系列整理 バン…

「娘役」(中山可穂著)がおもしろい。映画化希望!

明るいGWの最中も、プリンスロスのダメージを引きずるわたくし。 プリンスは、キャリアの最初からジャンルにも人種にも性別にもとらわれない空気を持っていた。 殿下には宝塚をぜひ見ていただきたかったと思う。好きそうな気がするんだけどな。 中山可穂さん…

「翔んで埼玉」再販を読んだ

魔夜峰央先生のファンです。 「パタリロ!」も「ラシャーヌ!」もおもしろかった。パタリロはまだ続いてるけど。 魔夜作品では地方ネタが多くて、北関東がよくディスられてた。「ノースダコダはアメリカの千葉。端的に言うなら、僻地」とか。あれでノースダ…

ずっとお城で暮らしてる(シャーリィ・ジャクスン)

言わずとしれたホラーの名作を再読。 夢見る少女メリキャットの一人称で進む物語。 メリキャットは、姉のコニーと体の不自由な叔父の3人で、お屋敷に住んでいる。 両親や他の家族は、数年前の毒殺事件で亡くなった。叔父さんの故障もどうやら毒の後遺症らし…

染五郎×紅ゆずるの対談を読んだ

雑誌「演劇界」1月号の「歌舞伎と宝塚歌劇特集」がおもしろい。 染五郎×紅ゆずる の他、玉三郎×植田先生、壱太郎×石田先生、勘十郎×原田先生の対談あり。 小林一三先生には、そもそも洋楽で歌舞伎をやりたいという発想があったとの由。縁が深いのですね。確…

べるばらは女の受難の見本市

先日宙組公演をみて、つい原作を読み返してしまった。 muremoira.hatenablog.com ベルばらは、実は陰惨な怖い話だ。主要キャストのほとんどが死ぬ。 あんなに華やかな大作漫画のラストカットは、フェルゼン伯爵の惨殺死体だ。 時代が時代なので、軍人の戦死…

ベルばら主要キャスト考・誰がはまり役か

宝塚の歌舞伎ともいうべき「ベルサイユのばら」は主要キャストのキャラが立っていて「このジェンヌさんならどの役がはまり役か」を考えてるとなかなか楽しい。 特に男役さんは、フェルゼン・アンドレ・オスカルのどれが似合うかで、タイプが分類できる。(し…

エリザベート考・あるいは悪魔の花嫁とストーカー

初演の雪組エリザベートが神がかり的に凄かった件を前回書いたが muremoira.hatenablog.com 「人間の娘に恋をし誘惑する死神」というと、ある漫画を連想する女性も多いに違いない。そう、傑作オカルト•サスペンス•ホラー連作漫画「悪魔(デイモス)の花嫁」…