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宝塚・音楽・映画・時々ジャニーズ

宝塚歌劇100周年 夢の祭典 時を奏でるスミレの花たち③

DVD-BOX鑑賞、やっと3回目公演のDVDまで到達した。
湧き出る泉のように大物がどんどん現れるスターまみれの3公演、
いつもはラスボス級の現役トップ5名がまとめて若手扱いという未曾有の事態に
ずっと見てると何かが麻痺してくる。
スターのインフレ状態。
北斗の拳とかドラゴンボールとかでキャラの強さがインフレ起こして
わけのわからないところに連れていかれるあの感じ。あれに似てる。

そして、回を重ねるごとに真矢みきさんの司会っぷりがさらに冴え渡る。
しかも、満を持しての歌を一曲披露。歌うは「PARADISO」ダンディズム、よかったなぁ。
マーメイドラインのドレス姿から一転して、シャープな黒スーツで男役に戻り、キザる姿。
この振り幅、このギャップが男役の魅力。
語尾を少ししゃくり上げる独特の真矢さん節(昔はもっとしゃくってたよな・・)。
テレビ女優としての真矢さんしか知らない人にもぜひ見せたい。
普段も美しいけれど、これですよ真矢さんのかっこよさのコアは。

また、高汐巴さん、峰さを里さん、平みちさんのトーク場面で大写しになる、
黒燕尾が世界一似合う男役・大浦みずきさんの写真にぐっときた。
花男、と聞いて私の脳裏に真っ先に浮かぶのは、大浦さんと安寿さんのコンビだ。
残念ながら、私は大浦さんの生舞台を拝見したことがないのだが
シャープな面差しと華麗なステップは忘れられない。
春日野八千代先生はもちろんだが、大浦さんにこの場にいてほしかった。
(大浦さんの魂は必ず、大劇場で軽やかに踊っておられたはずだけど)

このイベント見ると、現役時代を知らない往年のスターさんの作品も改めて見たくなる。
真帆志ぶきさんのステージ、凄かったらしいが、ぜひ見たいなぁ。スカステさんお願いします。