シネマと宝塚と音楽と

宝塚・音楽・映画・時々ジャニーズ

2016-01-01から1年間の記事一覧

ドント・ブリーズ(ちょっとだけネタバレ)

多分今年最後の映画は、「ドント・ブリーズ」 ホラーは好きだけど、大音量の映画館で見るのはちょっと苦手だ。 でもこの映画、評判がすこぶるいいのでつい見てしまった。 空き巣の若者3人組が、大金を持っているという噂の一人暮らしの全盲老人宅に忍び込ん…

雪華抄/金色の砂漠(2016花)砂漠版「嵐が丘」?

このところ所用でなかなか観られなかった、久しぶりのタカラヅカ観劇。 10年ぶりに関西住みに戻ったので、これからは大劇場にちょいちょい来れる。。嬉しい。日比谷もいいけど本拠地の空気はやっぱりいい。 ルマンのサンドイッチ、美味しいよね! 雪華抄 オ…

紫に染まるBETアワード2016

数あるアワードの中でもダントツにかっこいいBETアワード。 音楽中心に、スポーツや映画や、政治活動などの分野で活躍した人も表彰する賞です。 今年は目一杯、プリンス追悼をやってくれた。 (もう一人、偉大なるモハメド・アリの追悼もあり。娘さんのスピ…

おめでとう蘭寿様

私の歴代最愛ジェンヌ、蘭寿様ご結婚! おめでとうございます! ファンというよりもはや恋と言っていい思いを抱いていたトップスターのご成婚には正直、祝福とともに複雑な感情。 なんだこれは。嫉妬か。蘭寿様の夫に嫉妬なのか。私、アホか。 でも、蘭寿様…

NOBUNAGA<信長> -下天の夢-/Forever LOVE!!  千秋楽中継

最後の100周年トップ、龍真咲さんの勇姿をTOHOシネマで鑑賞。 サヨナラショー&挨拶までたっぷり5時間! お芝居、おもしろかったです。 織田信長は偉大だけどいい人ではない。ドラマティックでかっこいいが、やることがえげつない。 才能の塊だけどエクスト…

「シカゴ」宝塚OG版初日・黒ランジェリーに鼻血

「シカゴ」初日をKAAT神奈川芸術劇場で見てきました。 7/9のキャストはビリーに峰さを理先生、ヴェルマに和央ようかさん、ロキシーに朝海ひかるさん、そしてママ・モートンには初風諄先生。 バンドも板付で、ミュージカルというかほぼコンサート状態だった。…

ローマの休日(2016 雪組)アン王女のスカートは何色か

行ってきました赤坂ACTシアター。 面白かった。いい話なんですよね、改めて見ると。 「ローマの休日」って、ロマンチックなラブコメでは決してなくて、若い女性が自分の役割を引き受けて大人になる通過儀礼の話ですよね。 アン王女は籠の鳥である境遇が嫌で…

ドン・ジュアン(2016 雪組)だいもん様の罪と罰

雪組のドン・ジュアン@KAAT、観てきました。 宝塚との相性の良さが定着しつつあるフレンチ・ミュージカル。なかなか攻めた内容で驚いた。 何かと癖の強い役が多い望海風斗様が、また物凄い舞台を見せてくれた。だいもん様の白い貴公子も見てみたいけど、黒…

『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』蘭寿とむ様、あなたは私の太陽です

ミュージカル「天使にラブ・ソングを」@帝国劇場。 Wキャスト、本日はデロリスに蘭寿とむ様、カーティス役は大澄賢也さん。 曲も話もテンポ良く楽しいロックミュージカル。 映画もよかったが、舞台も迫力あっていい。 シスターたちの歌声だけで情動を鷲掴み…

サムライ(1967)のアラン・ドロンのかっこよさは異常

名匠ジャン=ピエール・メルヴィルの傑作ノワール「サムライ」がブルーレイで再販。 古い映画ながら、これがクールで滅茶苦茶かっこいいんです。惚れ惚れする。 全体に青みがかった色調が美しく、すべてのシーンが絵になる。(北野ブルーの元ネタだそうです。…

こうもり/THE ENTERTAINER!(2016 星組)

こうもり 星組みてきました。まーなんて楽しいオペレッタ。 すごい贅沢なもの見せてもらった感じ。 北翔海莉さんと紅ゆずるさんと礼真琴さんのアンサンブルなんて夢のよう。多幸感! みっさまの美声とクラシックな品の良さが目一杯活きてるし、汝鳥伶さんが…

「娘役」(中山可穂著)がおもしろい。映画化希望!

明るいGWの最中も、プリンスロスのダメージを引きずるわたくし。 プリンスは、キャリアの最初からジャンルにも人種にも性別にもとらわれない空気を持っていた。 殿下には宝塚をぜひ見ていただきたかったと思う。好きそうな気がするんだけどな。 中山可穂さん…

2016.4.21 プリンス逝去

今日は1日仕事にならなかった。 プリンスの急死。 80年代MTV全盛期。洋楽を聴き始める子供たちにとって、マイケル、マドンナ、プリンスは3大看板だった。 中でもマイケル人気はすごかったけど、私はプリンスが好きだった。 胸毛もあらわなビキニパンツいっ…

THE CONVOY SHOW vol.31「1960」渋い!中年の星

出演:今村ねずみ・瀬下尚人・石坂 勇・舘形比呂・黒須洋壬・徳永邦治 vol.31「1960」@天王洲銀河劇場 The CONVOY SHOW、なんと今年30周年だそう。 私がファンになったのは、1996年公演の「ATOM」からで、高身長のかっこいい大人の男性のダンスパフォーマン…

るろうに剣心(2016)キャラの再現度とオリジナリティのサジ加減

私は原作とアニメは未見、映画は全部楽しく見た。 映画版は佐藤健さんの身体能力が抜群で、殺陣がめちゃくちゃカッコよかったんだよねぇ。(メイキングを見たら壁走りとかワイヤーなしで普通にやっててびっくり。健くんは、真田広之の跡目を継ぐ美形アクショ…

リリーのすべて(2016)

監督:トム・フーパー 出演:エディ・レッドメイン、アリシア・ヴィキャンデル 他 妻帯者でありながら女性として生きることを決心する夫と、悩みぬいてすべて受け入れる妻の愛の話。 素晴らしかったですよ! エディ・レッドメインの女性に変化していく様がす…

マジカル・ガール(2016)

監督:カルロス・ベルムト 出演:ホセ・サクリスタン、バルバラ・レニー、ルイス・ベルメホ、ルシア・ポジャン 他 予告編を見るとうっかりハートウォーミングないい話かと思いそうになるが、全然違った。普通に暮らしていた人があっという間に人生転落する、…

2016アカデミー賞、おめでとうディカプリオ様

第88回アカデミー賞 発表されましたね! 長年スターの座にいて、映画もヒットして、本人もいい仕事しているのに なぜかオスカーに縁がなかったレオ様(業界で嫌われてでもいたのか?) 満を持しての主演男優賞おめでとうございます。 しかし熊に喰われでも…

Shakespeare ~空に満つるは、尽きせぬ言の葉~/HOT EYES!!(2016 宙組)

シェークスピア、おもしろかった。ストーリーと劇中劇がシンクロして展開していく。 生田先生は蘭寿とむ様の「ラスト・タイクーン」といい、演劇や映画の内幕物がお好みなのだろうか。私は大好物です。 でも実はシェークスピア劇ってまともに観た事ない私。…

オデッセイ(2016)勉強とお笑いと音楽は大事よね

監督:リドリー・スコット 出演:マット・デイモン、ジェシカ・チャスティン、クリステン・ウィグ、ジェフ・ダニエルズ、ショーン・ビーン 他 一見ごく普通の男性のようで、なぜか主役にふさわしい存在感を持っている。地味なようで華がある。、、、そう、私…

地球ゴージャスvol.14「The Love Bugs」蘭寿様に食い殺されたい

出演:城田優、蘭寿とむ、大原櫻子、平間壮一、マルシア、岸谷五朗、寺脇康文 他 初の地球ゴージャス鑑賞です。 私の歴代最愛ジェンヌ、蘭寿とむ様が赤坂ACTシアターに降臨。 様々な虫の代表たちが集い王者を決めるフェスティバルの最中、見たこともないシル…

キャロル(2016)にうっとり。今年ベスト級

監督:トッド・ヘインズ 出演:ケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラ、サラ・ポールソン 他 イヤミスの女王パトリシア・ハイスミスによる美しいラブストーリー。 良かったです。好きです。まだ2月だけど今年ベスト級。なんて繊細で切ないんだ。 百合で…

クリムゾン・ピーク(2016)

監督:ギレルモ・デル・トロ 出演:ミア・ワシコウスカ、ジェシカ・チャスティン、トム・ヒドルストン 他 私は怖がりの癖に、というより、怖がりだからこそ、ホラー映画が好きだ。 特に幽霊屋敷ものはロマンティックで好み。しかも俺たちのギレルモ・デル・…

舞音-MANON-/GOLDEN JAZZ(2016 月)

舞台は仏領インドシナ。女性のアオザイやフランス士官たちの白軍服がエキゾチックで美しい。ちょっと「ラ・マン」も入ってるのかなぁ。そこに植民地の民族運動が絡む。 思い込みの激しいシャルル 龍真咲さんは「異邦人」「ここではないどこからから来た人」…

新春花形歌舞伎@新橋演舞場

先週、生まれて初めて劇場で歌舞伎を見ました。 海老蔵、獅童、右近と華やかな顔ぶれの新春花形歌舞伎。 演目は ・車引 ・弁天娘女男白浪 ・七つ面 パンフレットが充実していて、初心者には嬉しい。 あらすじや解説、演者インタビュー、戦後の上演記録まで載…

ハンガー(1983) デヴィッド・ボウイよ永遠に

デヴィッド・ボウイは、音楽だけでなく、俳優としても特異な存在だった。 宇宙人、吸血鬼、ゴブリンの魔王。生身の人間でない役を演じてあんなに様になる男性はいない。 エリザベートのトート閣下を男性が演じると私はどうもピンとこないのだけど、ボウイな…

噂の二人(1961)、、思いっきりネタバレ

監督:ウィリアム・ワイラー 出演:オードリー・ヘップバーン、シャーリー・マクレーン 他 <あらすじ> カレン(オードリー)とマーサ(シャーリー)は学生時代からの親友で、女学校の共同経営者。素敵な婚約者と結婚間近のカレンに、マーサは祝福しつつも…

創造と神秘のサグラダ・ファミリア(2012)

今年初の映画はサグラダ・ファミリアのドキュメンタリー@恵比寿ガーデンシネマ。 1882年着工の未完作品。実際に現場を見たことがあればもっと楽しめるんだろうな。 私はサグラダ・ファミリアを見ると、美よりも先に息苦しさを感じる。 日本人的な余白の美学…