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雪華抄/金色の砂漠(2016花)砂漠版「嵐が丘」?

このところ所用でなかなか観られなかった、久しぶりのタカラヅカ観劇。

10年ぶりに関西住みに戻ったので、これからは大劇場にちょいちょい来れる。。嬉しい。日比谷もいいけど本拠地の空気はやっぱりいい。
ルマンのサンドイッチ、美味しいよね!
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雪華抄

オープニングのチョンパの華やかさ!
タカラヅカの和物ショーは好き。音楽のバリエーションが豊かで飽きないし、とにかく所作もお衣装もフォーメーションも美しい。
ただ、日舞の上手い下手はいつまでたってもイマイチわからないんだよな。
そんな私にも松本先生の神々しさはわかります。
明日海りおさん+花乃まりあさん、花のトップコンビは和装似合うと思う。
そして、柚香光さん瀬戸かずやさんもめちゃくちゃかっこよくてうっとり。
 

金色の砂漠

おもしろかったです。
みりおさんはスカッとした快男児役よりも、鬱屈した役を演じてセクシーな役者さんだと思うが、怒りと激情で今にも爆発しそうな奴隷役なんて、ぴったりではないか。
トップさんが四つん這いで娘役に踏んづけられる役など珍しい。
驕慢な王女役の花乃さんも上手い。娘役としては損しかないような役、これも珍しい。
 
身分違いの悲恋もの、背後に様々な名作が見え隠れする。春琴抄、ロミジュリ、ベルばら、近松の心中物など。(英真さんが出ておられると、ロミジュリ感が増すよな)
復讐劇ということでは、タイタスアンドロニカスなどのシェークスピアも。
あと、何といっても嵐が丘ですね。男女の性格の色付けもとても近い。
ラスト、純白のお衣装のデュエットダンスは砂漠で力尽きた二人が天国で結ばれたようで、うるっときた。満足。
 
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やっぱり落ち着く、宝塚の空気