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宝塚・音楽・映画・時々ジャニーズ

舞音-MANON-/GOLDEN JAZZ(2016 月)

舞台は仏領インドシナ。女性のアオザイやフランス士官たちの白軍服がエキゾチックで美しい。ちょっと「ラ・マン」も入ってるのかなぁ。そこに植民地の民族運動が絡む。
 

思い込みの激しいシャルル

龍真咲さんは「異邦人」「ここではないどこからから来た人」の役が似合うと私は思う。また、「唐突な人」の役も似合うと思うので、役柄としては悪くないのでは。
だってこのシャルルさん思い込み激しすぎでしょ。本当に優秀な軍人だったのかこの人。
 

宝塚版のマノンは優しい 

愛希れいかさんの腹筋が、二の腕が、しなやかで美しい。ごちそうさまでした。
マノンちゃんは原作の淫奔さが薄く、ファム・ファタルというより環境の被害者って感じでしたね。
タカラヅカの娘役トップが「男を愛さない女」を演じるのはNGなのだろうか。
 

お前そこで何をしている 

終始無言の美弥るりかさん、シャルルの「もう一人の、本当の僕」という役割で、苦悩するまさおさんの周りで切ない顔で踊ってたりするのだが、真面目な場面でも私には何だかおもしろく見えてきて困った。
悲しくも美しいラストシーンも「お前かい!しかもそこは喋るんかい!」となった。
悲劇とオモシロは紙一重だなぁ・・
 

輝月ゆうまさん軍服似合い過ぎ 

輝月ゆうまさんの存在感が素晴らしい。視線が釘付け。
線の細い美形が多い月組の男役さんたちの中で、骨太な男臭い男を演じられる輝月さん。背も高くて目立つが、それ以上に役柄の説得力が素晴らしい。
 

そしてGOLDEN JAZZ

またショー「GOLDEN JAZZ」は華やかで楽しかった。オープニングのおもちゃ箱感が特に好き。大好きだったファミリーランドの「大人形館」を思い出す。(大人形館のラストはタカラヅカの大階段だったんだよね)
龍さんももうすぐ退団、100周年トップがみんな世代交代。しみじみします。
 
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ところで劇場のカルーアソフトは異常に美味いと思う。このためだけに劇場に入りたい時がある