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「LA LA LAND」を見てタカラヅカ愛を叫ぶ

 
なんて楽しく切ないミュージカル。
そしてLAの街がこの上なく美しく撮影されていて、それだけで感動してしまった。
 
おもしろかったです。とても良かったです。
エマ・ストーンの歌は心にすっと入ってきて涙出たし、ライアン・ゴズリングのダンスも素敵。(ピアノも本当に弾いてたみたい。役者ってすごい)
ジョン・レジェンドのコンサートシーンにはなんだか得した気持ちになったし。
あと、監督の前作「セッション」の鬼教官がお店のオーナー役で出てましたね。
 
でも、これがアカデミー賞の大本命なのだとしたら。
そして世間のマジョリティがこれを絶賛し、良しとするのであれば。
 
みんなもっとタカラヅカを観ればいいのに
 
と思った。
 
極彩色の光と音楽。美しくもホロ苦い、愛と夢の物語。
迫力の群舞あり、うっとりさせるデュエットダンスあり。
男はどこまでもカッコよく、女は涙が出るほど美しい。
アステア&ロジャーズのようなハリウッドの夢、これは大劇場と日比谷で毎日やってることでしょう。
映画の大スクリーンも素晴らしいが、タカラヅカならライブだぞ。
生オケの中、鍛え抜かれたジェンヌが笑顔一杯、力一杯踊ってくれるのだ。
「ラ ラ ランド」はとても楽しかったけど、多分もう一回見るけど、「これが一般受けするなら、なぜみんなもっとタカラヅカを見ないのか」と一人悶々とした夜でした。