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ハンガー(1983) デヴィッド・ボウイよ永遠に

デヴィッド・ボウイは、音楽だけでなく、俳優としても特異な存在だった。
宇宙人、吸血鬼、ゴブリンの魔王。生身の人間でない役を演じてあんなに様になる男性はいない。
エリザベートのトート閣下を男性が演じると私はどうもピンとこないのだけど、ボウイならぴったりだったんじゃないでしょうか。
 
「ラビリンス 魔王の迷宮」大好きなファンタジー。サントラもよかったねぇ。
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また大好きなのが、カトリーヌ・ドヌーヴスーザン・サランドンと共演したホラー「ハンガー」、ジャンル映画ながら、出演者が異常に豪華で、絵面が耽美で美しい。
ドヌーヴは永遠の時を生きる吸血鬼で、ボウイはその麗しき相棒にして愛人。
しかし彼は元人間なのでその若さは期限付き。数百年経ったある日を境に急激に老衰が進行する。
美しいボウイがわずか数時間のうちに朽ち果てていく様は、昔テレビで見てトラウマになった。
 
ドヌーヴ様の後ろ、こんなに美しいボウイ様が、、
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一夜にしてこうなる。
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あのボウイを従えて説得力を持つドヌーヴの貫禄と美貌も圧巻。
B級ホラーなんだろうけど、悲しい愛の話で私は好きです。
デヴィッド・ボウイ、本当に素晴らしいアーティストだった。感謝します。どうぞ安らかに。