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2014千原ジュニア40歳バースデーLIVE 千原ジュニア× ②

千原ジュニアバースデーライブの続き。
 
×レイザーラモンRG(ジュニアあるある)
RGがiPhone片手にスティーブ・ジョブスの扮装でジュニアあるあるを披露。
あの異様な空気の中、動じることなく、気負いもてらいもなく自らの世界を展開する心臓の強さ、ぶれない芸人魂。立派だ。
ジュニアあるあるは、「めっちゃ水飲む」だそうです
×プリンセス天功(人間大砲のマジック)
突然の大掛かりマジック。シュールすぎてなんだこりゃ・・・と思ったら天功さん吉本所属なんだそう。
煽り台詞が終始英語なのがちょっとおもろい
×一流漫画家の皆さん(ジュニアの似顔絵集のVTR)
この企画いいなあ。羨ましいの一言。
アホな感想だが、皆さん絵が実に上手い。いや、当たり前だけど。
特に好きだったのは久保ミツロウさん。凄くかっこよかった。
それぞれに味があり、どれもジュニアさんの特徴を捉えている中、さっぱり似ておらず似せる気もさらさらないであろうさくらももこ作品の、いっそ清々しいほどのやっつけ感たるや。
×春風亭小朝(落語「人面瘡」)
ジュニアさんによる、本気の落語。
ちょっとSF短編ぽいような設定、自分の良心との対話という内向的な感じが、ジュニアさんに確かによくはまっている。
スリが出てくる落語って、ちょっとしんみりするというか、人情っぽい話がなぜか多い
×陣内智則と歴代マネージャー(大喜利
40歳になったジュニアさんが過去の自分と大喜利で勝負するという趣向。
おもしろかった。でも昔の自分の答えを覚えてるんじゃないの?と思ったら、大喜利など呼吸をするように数をこなしているため、過去のボケは片っ端から忘れるんだそう。
×明石家さんまケンコバ(ニケツ)
ジュニアさん本人にもシークレットだったらしく、一番盛り上がった瞬間。
ケンコバが出てくるはずの入り口からさんまさんが登場、呆然と立ち尽くすジュニアさん。会場は割れんばかりの大歓声。
モハメド・アリのガウン姿のさんまさん、時間を大幅にオーバーしてトークが止まらない。
あのさんまさんでさえ、5年周期くらいで飽きと疲れがピークに達し、辞めたくなるらしい。そんな時はシャワーの排水溝の音が「オツカレサマ~」と聞こえるんだそう。
(ハニートラップにひっかかったときは「ヤメトケ~」と聞こえたが手遅れだった由)
後輩のために一肌脱ぐさんまさん。でもどんなときも笑い優先で、感動話は芸人に不要という頑固なまでに筋の通った姿勢。
松ちゃんもだけど、さんまさんの桁違いの強さ、スケールの違いには感動した。
×千原せいじ(カンガルー親子のコント「ぬねる」)
一番見たかった、千原兄弟の新作コント。
「ぬ」の文字はどう見ても「め」ありきなのに50音では先に登場する。
「ね」と「わ」、「る」と「ろ」の関係も然り。
「お前ごときが本来の順番を抜かして先いくな!ずるすな!」的な意味を「ぬねる」と表現する母カンガルー(ジュニア)と、いい年して母の袋に引きこもっている息子(せいじ)
ラストの、息子のぬねり方が悲しくも愛おしい。
昔から、千原兄弟のコントは、動物もの、親子もの、死が絡むもの、が多いんだよな。
 
 
最後のジュニアさんの挨拶「これからも千原兄弟をよろしくお願いします」にはぐっときた。
千原ジュニアを、ではなく、千原兄弟
今回は1本だけだったが、千原兄弟の本格的なコントライブがぜひ見たい。(久しぶりに「プロペラを止めた、僕の声をきくために」を見ようかな。あれ名作なんだよな)