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ラスト・タイクーン/TAKARAZUKA夢眩(2014 花組)④

本日、この公演4回目の観劇。
しかも!人生はじめて!最前列で!ああもう素敵すぎ萌え死ぬ。
演劇でも映画でも、あえて少し後ろから見るほうが全体が見渡せてよい、というケースもあるけど
タカラヅカの場合、できるだけ前のほうがいい気がする。
そこはもう、光と色彩と音楽の洪水なのだ。
後ろから見たって十分伝わる楽しさ華やかさだが、前方だとそのサラウンド感がもの凄い。
銀橋にぶわーっとジェンヌさんが集団で走ってくるようなとき、いい匂いの風がふいてきたりする。
(お化粧の匂い?)
まあなかなかそんな良席のチケットとれないわけですが。
 
前方であらためて思ったこと
 
・指揮者の働きっぷりがお見事
 舞台の演者の動きをしっかり見ながらタクトを降る姿。近くで見ると凄いと思った。
 かっこいいな指揮者。
 タカラヅカの魅力の中で「生オケ」って超重要だ。
 
・明日海りお様の葉巻
 てっきり作り物だと思ってたら、明日海さん、ちゃんと煙をふかしているではないの。
 (吸うときの火種も見えた)
 さすがに火は使えないだろうから電子葉巻なんだろうが、ちょっと驚いた。
 いや、かっこよかったです。あの美しいひとが、喰えない中年男に見える演技力。素晴らしい。
 
・娘役さんたちの美しさ再認識
 思ってた以上に、女性のドレスがほんとにきれい。見事な裾さばきで着こなす花娘たちの美しさよ。
 蘭乃はなちゃんの可憐さ。華耀きらりちゃんのコメディエンヌっぷり。
 桜一花ちゃんの安定のスターオーラ。下級生にいたるまで、すてきよ花娘たち。
 
・蘭寿様の額から首につたう汗
 もうかっこよすぎて美しすぎて、言葉にならない
 蘭寿様はクラシックな美貌なので、スーツや黒燕尾、軍服などのトラディショナルが実に似合う。
 首筋につたう汗が真っ白なシャツのカラーに吸い込まれる、惚れ惚れする色男っぷり。
 間近に見る蘭寿様に改めて恋に落ちた・・・
 
・とはいうものの、イケメン軍団に目移りしてしまう件
 前の席だと、キラッキラのジェンヌさんたちと半端なく目が合う(ような気がする。あくまで。)
 蘭寿様はなかなかこっちを向いていただけずにやきもきしたけど
 明日海さんや瀬戸かずやさんや夕霧らいさんの視線がモロにきたときはドキドキした。
 そして誰より、今日私がやられたのは、望海風斗さん。
 美しくて声がよくて歌も上手く芝居も達者と、いい役者さんだなーとは思っていたが
 あの誘うようで突き放すような視線を一瞬じっと当てられたときには、心臓が止まるかと思った。
 あれですか。あれが100年磨きに磨きをかけた男役スキルってやつですか。
 触れもせずに魂を持っていきますか。
 タカラヅカは恐ろしいところだ。。。
 
ああ、あと10回くらい見たい。ほんとに。
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今夜は蘭寿様祭や