シネマと宝塚と音楽と

宝塚・音楽・映画・時々ジャニーズ

asian winds!(2005 花組 )

 
私は宝塚育ちなので、子供の頃は宝塚ファミリーランドにイヤというほど通っていた。
動物園と遊園地と植物園が一気に楽しめるいい行楽地だった。
特に私が好きだったのは、「大人形館」世界はひとつ~♪という例のアレ、
ゴンドラに乗って水路を進みながら、世界各国の風景を楽しむアトラクション。
ラストは日本の祭の風景になり、最後の最後にはタカラヅカの大階段のフィナーレでさようならだった。貼っておきますね。

 


で、このASIAN WINDS というショーを見ると、あの大人形館を思い出す。
アジア限定ではあるが、各国の風景が次々に展開し、
お人形のように美しいジェンヌが色とりどりの衣装で歌い踊る。
 
このショーで外せないのは、蘭寿とむ様の女装!
真飛聖さん、愛音羽麗さんとの、やたらでっかいチャイナドレス3人娘。
すてき!きれい!でもごつい!強そう!
男役の女装ってのは長身でスタイルのいい人が多いし、独特に色っぽい。
蘭寿様も美しいのだが、どうしても「拳法の達人」に見えてしまうのはさすが男役。
 
春野寿美礼さんというスターは、本当にタカラヅカ的なスターだと思う。
ルックスといい、独特の歌声といい、銀橋や大階段がこんなに似合う人がいるだろうか。
タカラヅカに興味ない人にとっては「この人がそんなに人気あるの?」かもしれないが
タカラヅカを楽しめる人には、この人のマンモス級のスター性がわかる、
そんな試金石のようなスターだと思う。
大階段、黒燕尾の花男大集合のシーンはやはりかっこよすぎて胸が震える。
ああ、花男の黒燕尾とリーゼントはなぜこんなにかっこいいのか。誰か教えて。
イメージ 1
蘭寿様のチャイナドレスが拝めるよ