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眠らない男 ナポレオン(2014 星組)

ナポレオン:柚希礼音 ジョセフィーヌ:夢咲ねね マルモン:紅ゆずる 他

 
宝塚大劇場星組公演に行ってきました。
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100周年のお正月ということで、全体的にめでたい。劇場の外観だけでアガる。
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ナポレオン、誰もが知ってる英雄だけど奇行も多く、かっこいいというイメージの人ではない。
ジョセフィーヌは美貌と明るい性格で民衆に人気だったらしいが、多情で浪費家、
これもまたヅカのヒロインらしくない。
ナポレオンは最終的に没落するわけなので、どこで物語を終わらせるんだろう?と思ってたけど、青年期から晩年の姿まできちんと描いていて感動。
柚希礼音さんは凛々しい青年を演じさせたら右に出るものなし。
希望に溢れた若者が、いつしか傲岸不遜な支配者となり、孤独に煩悶する姿をあくまでもかっこよく演じるちえさん。
ナポレオンは元来、観客が共感しづらいキャラクターだと思うが、柚希さんの持ち味か、明るさやひたむきさが感じられて魅力的。
 
そしてジョセフィーヌを演じる夢咲ねね様の美しさ!
エンパイアスタイルのドレスが似合うことといったらもう・・・ついついねね様の胸元にオペラをロックオンしてしまったのは私だけではあるまい。
年上女房だったジョセフィーヌ。すれ違いながらもいい相棒だったんだろうなと思わせる好演。
 
報われない忠臣役の紅ゆずるさん、その老後を演じる英真なおきさん、でかくて可愛かっこいい十輝いりすさん、颯爽とした真風涼帆さん、軍服が異常に似合う天寿光希さん。
役者を見ているだけで楽しめる。
あと、北翔海莉さんが冷酷な策謀家のタレーラン役で出演しているのがうれしい。相変わらず出てくるだけで舞台のクオリティを2割増しあげるみっさま。こんな黒いみっさまもすてき、すてきよ。
 
衣装やセットも凝っていて、戴冠式の一幕は本当に絵のよう。(あんなに手をかけたシーンなのにわりとあっさり終わるのがにくい)
お正月にふさわしい豪華絢爛なステージでした。

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入場時にいただいた100周年記念グッズと、手前はキャトルレーヴのノベルティ(ミラー)
 
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記念品はフォトスタンドでした。中身はこんな感じ。