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宝塚・音楽・映画・時々ジャニーズ

ゴーン・ガール(2014)

監督:デヴィット・フィンチャー

 
原作読んだのでオチは知ってたんだけど、それでも楽しめた。
イヤミスだけど、笑わせるシーンも多い。
さすがフィンチャー作品、画面の色調がとても美しくてリッチな感じがする。
 
美男美女の幸せな夫婦、5年目の結婚記念日に、妻が失踪する。
世間の同情を集める悲劇の夫だが、だんだんわかってくるのは、二人とも失業中であり、夫婦仲が冷え切っていたこと、しかも二人の財産はすべて裕福な実家の後ろ盾をもつ妻の名義だったこと、夫には若い巨乳の愛人がおり、妻は夫の不機嫌や暴力に怯えていたこと。
手のひらを返したように、マスコミや世間は夫に疑惑の目を向けはじめる。。。
 
、、、と、前半は2時間推理ドラマ的なんだけど、後半にはごろっと違う風景が展開する。
 
これ、異常な夫婦におこった異常な物語のようでいて、でもそうじゃないところが怖い。
すべての結婚には、この毒素が少しは含まれている、んじゃないかと思う。
後半、取り乱す夫に、妻が落ち着き払って言い放つ「それが結婚ってものよ」、このセリフの怖さ、おかしさ。
 
ベン・アフレックって、いい男なんだけど、少しもっさりした体つきや表情がまさに「街中でも見かけそうな、かっこいい夫の上限」っぽいんだよなぁ。
スーツがちょっとだけうまく着れてない感じとか、実に上手だと思う。
奥さん役のロザムンド・パイク、なんというか、グウィネス・パルトロウを生々しくした感じ?整った知的な顔立ちと骨っぽいすらっとした体つきが清潔感があり、原作のエイミーのイメージに近いと思った。
ワインの瓶で○○したり、ものすごい表情を崩したりなかなかの汚れ役。
その他の俳優さんたちもよくって、ニックの妹、刑事、弁護士、TV司会者、みんないい仕事してた。あ、あと若い愛人役のエミリー・ラタコウスキーが超いい乳!さすが脱ぎ惜しみなし。
 
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結婚、ダメ、ゼッタイ!!