タカラヅカの似合う男たち - シネマと宝塚と音楽と

今は女性人気のほうが高いタカラヅカ、明治生まれの亡き祖父の言うことには、戦前は結構若い男が見に行っていたそうだ。若く美しい女性達が絢爛たる芸を披露してくれるんだもの、男性がみても楽しいにちがいない。

ヅカファン男性の有名人では唐沢寿明さんや及川ミッチーやゴールデンボンバーの歌広場さん、レジェンドでは手塚治虫先生や横尾忠則先生もおられる。

また、実際どうだか知らないが、個人的に「見れば絶対タカラヅカを気にいるだろう、

好きにちがいない、いや、どうしても見せたい自腹で招待してもいい」と思わせる男たちがいる。

大きなお世話だしどうでもいいんだが、もう見せたくて見せたくて、そして観劇後に一緒に語り合いたくて身悶える。

マイコーの軍服好き、コスプレ好き、キラキラ好き、そして何よりフレッド・アステアに代表される往年のハリウッドミュージカル大好きという属性からタカラヅカを気にいるに違いない！と勝手に確信している。

トップスターの絶対的存在感も、マイコーのお好みではないか。何なら羽根しょって大階段を降りてきてもびっくりするくらい違和感がないぞマイコー。

あの優しい声で初日の挨拶とか意外とはまる気がする。

とくに「Bad」や「Smooth Criminal」あたりはヅカっぽいのよね。好き。

鬼籍に入った人ばかりで寂しいが、日本贔屓だったフレディ、観ればぜったいタカラヅカ好きだろう。いや、見たことあるんじゃないか？と思わせる。歌舞伎は好きだったらしいので、和物のショーとか気にいってもらえそうな気がする。

本人も大階段が似合う男（実際、great pretenderで立ってたよね）。あの、ドラマティックなクラシック感とキッチュなポップセンスの融合。

フレディなら絶対路線スターだよ、トップになれるよ！

超絶歌ウマで、なんでもやっちゃう芸人根性もあり、コスプレも女装もバッチコイのフレディ。特にこれ。何組のショーですか、という感じ。

そして私の王子様、プリンス。

近年の、オサレスーツでビシッと決めてるクールな殿下も「男役」っぽい。帽子のかぶり方がさすが。目張りもばっちりよ

そして80年代の、フリフリキラキラ衣装とハイヒールでクネクネ踊る姿は性別を超えた怪しさ美しさ。オスカルみたいなレースのブラウスをよく着てたよなぁ。胸毛モサモサなんだけど。

プロ中のプロ、高水準のアルバムをバンバンリリースしつつ、一切妥協なしの素晴らしいステージをしかもロングランで平然とこなす殿下。

タカラヅカのあのキラキラ感と独特のセンス、そして何がなんでも客を楽しませるという飽くなき芸人魂をぜひご覧いただき、感想をききたい。

そして、ショー用に曲の１つも書いてくれたら、、と妄想が広がるわたくし（「SexyM.F.」はかつてショーで使われた実績があるしね。よりによって何でこの曲何だとは思うが）。