凱旋門/Gato Bonito!!（2018 雪）シックなお芝居と性癖丸出しのショー

幕前のアナウンスはやはり轟悠様か、、、理事樣好きだけど、ダイモンの挨拶も聞きたかった。

洋画のようにシックな雰囲気はさすが轟悠様。この渋味は確かにこの人にしか出せない魅力なのだろう。ちょっと声が掠れているようだったが大丈夫だろうか。

いいお芝居だが、ただこの話、主役二人のラブロマンス以外に見せ場が少ないんだよなぁ。。

望海さんの役もいい役ではあるけど、ラストの抱擁以外にはこれというシーンがない。

個人的には、この作品は大劇場よりドラマシティや赤坂ACTで見たらもっとしっくりくるような気がするがどうなんだろう。

にしても、ジョアンナがアホだ。無邪気に男を愛し、貞操観念は薄く、でもどこまでも悪気はなく、やや愚かしくて美しい。男達を翻弄した挙句に、最後はまるでその罰のように死ぬ。こういうキャラクター造形は「マノン」の系統なのだろうが、今見ると女性差別的ではある。まぁレマルクの時代だからな。カルバトス呑みたい。

楽しいショーだった。オープニングから猫耳に黒塗り、、性癖丸出しではないか。

何と言っても音楽が良かった。お芝居で今ひとつ見せ場が少なかったダイモン様の歌声を堪能。

クールな面差しのしなやかなダイモン樣、言われて見れば確かに猫っぽい。キザに決めると花男の香り。

また、雪組の男役さんは美形揃いで実に華やか。トップコンビの佇まいも美しい。歌のいいトップさんはやっぱりいい。

ショーの雰囲気と合ってますね

シネマと宝塚と音楽と